需要計画の作り方(1)

2020.8.24 / SCM

サプライチェーンマネジメントの書き物を読んでいると、日本では「PSI(Production/Purchace, Sales, Inventory)の管理がサプライチェーンマネジメントだ」という説明をよく見かけます。ただここで、なぜ、需要(Sales)より、生産(Production)が先にくるのか と疑問に思ったことはありませんか?

製造現場の力が強い日本では需要がなくても生産してしまうのか、たまたま語呂が悪かったからかわかりませんが、いずれにしても、市場や顧客の需要があって初めて、製品や商品は生産されたり調達されなければなりません。

そこを間違えると、不安定な社会情勢を受けて昨今バタバタと閉店したり不振に陥っているアパレル企業のように、売れない在庫の山で溢れかえることになってしまいます。実際、アパレルに限らず見込生産品や一般消費者向け商品などに関して、しっかりした需要計画のプロセスを踏まずに売上予算からせいぜい在庫だけを考慮した需要が即生産依頼として取り扱われているケース、また調達部署や工場が営業からの情報を信用できないために自ら需要を読んでいるケースなど、需要計画の仕組みが組織的にできていない企業も多く存在します。

 

 

では、需要はどうやってわかるのか…。

調達、生産のもととなる需要計画は、どうやって作られるべきでしょうか?

 

そこで、ここでは4回に分けて、需要計画*の作り方 について解説してみたいと思います。

*一般的には、「需要」は市場の需要(=販売)を指しますが、売上計上を行わない需要も対象とするため、以降「需要計画」と表現します。

 

▽NEXT

需要計画の作り方(2) ー 需要予測

需要計画の作り方(3) ー販売計画の集計