需要計画の作り方(2)ー 需要予測

2020.8.21 / SCM

需要予測とは

需要計画というと、最近では真っ先に、「需要予測」を思い浮かべる方が増えてきました。AI(人工知能)により、過去のデータを学習させて未来の傾向を計算させようというものです。

T3でももちろん機械学習や統計モデルを利用した需要予測システム「Baseline Forecast モジュール」を提供しています。T3の需要予測は、様々な需要予測モデルを予め準備しており、製品の特性に合わせてどのモデルを利用するかを設定します。また、複数の手法で同時に予測計算をした中から、最も精度の高い予測結果をレコメンドしてくれます。飲料や食品メーカー、ガソリンスタンドを持つオイルメーカーなどの消費者向け製造業では、需要予測は、需要計画を作るうえでの重要な要素となっています。

 

 

需要予測が外れた場合ー?

そのように説明をすると、もう人が需要計画を「作る」必要はなく、コンピュータが自動的に算出してくれるんだと思われる方もいると思います。でも本当に全ての品目にそのようなことが通用するのでしょうか?

答えは「No」です。なぜなら、いくら大量の過去実績データがあろうとも、需要の変動が激しい商品には需要予測は当たらなかったり、顧客をガッツリ握っている法人の営業担当は顧客の将来の動きから、必要とされる数字販売数を捉えていたりするからです。このような法人向け製品などは、営業担当の「意思入れ」を必要とします。営業担当は、過去の売上実績や前月の販売計画、そして顧客のビジネス状況から自身の将来の販売計画を策定します。(T3ではDemand Planningモジュールを利用します)

商品の特性によっては、需要予測結果を基準として利用することが推奨されるものもあり、そのために、弊社では、需要予測をあくまでも”Baseline”-基準となるデータと位置付けています。21世紀のAIでも未来予知はできませんから、予測はひとつの基準であることを理解し Baseline を生かす部分と意思入れを必要とする部分を切り分ける事が大切です。

どのような特性の商品に需要予測結果をそのまま利用し、どのような製品には意思入れをするかは、導入時に弊社需要予測のソリューションコンサルタントが分析し、お客様と協議の上、ガイドラインを作成します。

T3のBaseline Forecastについては、弊社Webサイト「AIを使った需要予測について」でも紹介していますのでご参照ください。

 

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