PLM事例

LGディスプレイ

PLM

計画システムを単一プラットフォーム化。
在庫管理レベルの向上で緊急配送が激減

概要

LGディスプレイは、 “グローバル No.1 ディスプレイ・カンパニー”を目指し、モニター、ノートパソコン用のITやTV用の中大型ディスプレイ分野、携帯電話などの各種小型製品に使用されているディスプレイの分野まで、最先端の技術とマーケティング力で世界市場をリードしています。また、OLED、フレキシブルディスプレイなどの次世代ディスプレイの継続的な研究開発や投資に集中しています。

導入の背景と目的

LCDパネルを含む全世界ディスプレイパネル市場は急速な勢いで変化しています。最先端の電子製品の場合、消費者はわずか1・2年の使用で次々と新製品を購入していきます。また、最先端の製品の製造技術が世界的に平準化されていくにつれて、製品の価値は急速に陳腐化する特徴を見せています。したがって、グローバル競争で生き残るために”Speed is Everything”というスローガンの下、LGディスプレイは”高速応答性”を目標に全社的にSCMプロジェクトを推進しました。単純な価格競争力ではなく、納期遵守、顧客の緊急ニーズへの対応などを通じて競争力を確保し、納期対応力を強化することを目指しました。また、これにより、市場シェアを向上させることができると期待しました。

適用効果

ザイオネックスはここでGSCP(Global Supply Chain Planning)システムを構築しました。 テレビとモニター事業部の国内および海外のパネル・モジュール工場の生産計画と物流、供給計画に至るサプライチェーン計画を支援するシステムです。 LGディスプレイは、このシステムを使用することで、営業を含む生産・購入部門など、社内のすべての組織が顧客に焦点を合わせて”1つの計画”に基づいて動くようになりました。このような単一の計画システムにより、場所をとりながら在庫管理レベルが高くなり、緊急配送で空輸を余儀なくされるという割合も80%近く減少することができました。