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2024/01/18 リリース

SaaS型SCMサービス「PlanNEL」が、Master Planning機能をリリース。工場の能力を考慮した中長期の需要予測〜供給計画の策定までをワンストップで実現。

ザイオネックス株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:藤原 玲子、以下ザイオネックス)は、SaaS型SCMサービス「PlanNEL(プランネル)」において、Master Planning機能をリリースしたことをお知らせいたします。

Master Planning機能をリリース

<Master Planningとは>
製造メーカーでは、製品の製造と販売を行なうにあたって、需要予測に基づいた販売計画を作成し、社内での合意形成を経て、必要な資材の調達や生産量を決定します。

この販売計画に則って、必要な時期に必要な数量の製品を供給するためには、資材の調達や生産にかかるリードタイム、工場の生産能力、輸送、コストなど、さまざまな制約を考慮する必要があります。さらに、事業計画上の売上予算の達成見込を考える際には、直近の生産スケジュールでなく、半年から1年程度先の中長期的なスケジュールに加えて、重要な資材の調達見込や生産能力を勘案した供給可能量の検証が必要になります。これらを、必要な需要数にもとにシミュレーションするのがMaster Planningの役割です。

<Master Planning機能をリリースした背景>
経営や財務、工場、流通拠点など、複数の視点を考慮し、将来見込まれる利益計画、設備計画、人員計画、それに伴う予算計画などを立てる必要がありますが、各部門の担当者がそれぞれの視点で独自の計画を立てるケースが少なくなく、その結果、計画が各部門ごとの個別最適になっている企業が多く見受けられます。

しかし、企業として必要な量の製品を製造・販売するためには、個別最適ではなく、供給プロセス全体を考慮した中長期的な計画が必要です。

そこで、複数の工場や流通拠点の能力を考慮した需給計画を作成し、各部門間の調整を実現するために、PlanNELでは新たにMaster Planning機能をリリースいたしました。

PlanNELがカバーする範囲

<Master Planning機能でできること>
PlanNELでは、従来から需要予測、販売計画、在庫計画、補充計画を作成する機能を提供してきましたが、これらの機能から作成されるデータに加えて、新たにリリースしたMaster Planningのマスタデータに各工場ごとの設備能力、資材制約、輸送能力などを入力することで、複数の工場や流通拠点のキャパシティを考慮した中長期的な需給計画が作成できます。

需給計画の確認画面

また、Master Planningは、コストや納期、顧客など、優先したいことを加味した複数の計画を作成することができ、管理画面のダッシュボード機能を利用してこれらを簡単に比較し、詳細な製造スケジューリングにつながる需給計画の策定ができます。

需給計画を比較するダッシュボード

これにより、供給見込みや工場の稼働率の確認、人や設備への投資計画など、供給プロセスにおいてのボトルネックを発見し、中長期での需給計画を効率的に検討できるようになります。

今後は、PlanNELで作成した需給計画を、製造メーカーの各社が独自に導入している生産計画システムとAPIで連携させることで、よりシームレスなサプライチェーンマネジメントの実現を目指します。

<Master Planning機能をオススメする企業>
・半年から1年程度先の中長期的なスケジュールで、人や設備の投資を検討することに課題がある
・複数の生産工場があり、工場単位での生産スケジューラでは、工場をまたいだ全体の稼働率やキャパシティが把握できず、統合的な供給計画に課題がある
・条件の異なる複数の計画を比較し、自社に最適な計画を検討したい

ザイオネックスでは、ユーザー企業さまからのお声を反映したSaaS型SCMサービス「PlanNEL」のプロダクト開発を進め、中小企業の皆さまがサプライチェーンマネジメントを容易に実現できるように支援して参ります。

■SaaS型SCMサービス「PlanNEL」について
PlanNELは、300社以上のグローバル企業にご利用いただいているサプライチェーン・ソフトウェアを元に、中堅・中小の製造業、卸売業、流通業向けに開発したサプライチェーン・マネジメントサービスです。

需要計画、最適在庫計画、これらを元にした発注計画の機能があり、機能ごとに段階的に導入いただくことも可能です。

  • 2024/11/01 お知らせ
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